【保証会社】家賃滞納が3か月続いたらどうなるか【4c’s】 

まとめ

書面で立ち退き手続きが進んでいき、滞納総額が家賃3か月分を下回ったら中断される

滞納の経緯

現在、障がい者給付金をもらいながら入居している入居者さんがいます。
家賃以外の支払いも滞りがちで、保証会社の家賃引き落とし時に残高が不足していることが度々ありました。
自主管理ですので、その都度LINEで注意をし、残高の確保を依頼しているのですが、一向に改善する気配がありません。

収入が自治体からの給付金のみで、その給付金が2か月に1回まとめて振り込みという形ですので、毎月の引き落としとうまくかみ合わないのです。

それでとうとう滞納総額が家賃3か月分に達してしまい、保証会社から立ち退き手続きの開始を告げられました。

書類の内容

滞納総額が3か月分に達したら、すぐに保証会社から電話がありました。

「現在契約中の○○様ですが、滞納が3か月分になりましたので、保証契約にしたがい訴訟の準備をします。つきましてはオーナ様の同意と書類の準備が必要ですので、書類を送付いたします。」

非常にシステマティックな感じで立ち退き手続きが開始されます。

電話から数日すると特定記録郵便で書類が届きます。

訴訟手続きの書類
・解除権の行使の連絡
・明け渡し準備開始通知書
・代位弁済証明書
・重要事項説明書
・訴訟委任状

これ、受け取ったときはゾッとします。
家賃回収の頼みの綱である保証会社から「契約を打ち切る」、「訴訟するから了承してほしい」ということを告知されるので、それだけは勘弁してほしい(泣)って感じになります。

とはいえ、これらの書類に記入と捺印をして返送をしないと立ち退き訴訟もやってくれなくなってしまいます。
涙を呑んで返信をしなければいけません。

各書類は以下の写真のような感じです(個人情報満載なので隠しまくりですが)

解除権の行使の連絡
明け渡し準備開始通知書
代位弁済証明書
重要事項説明書
訴訟委任状

これらの書類に加えて、こちらで取得して同封するべき書類としては以下のものがあります。

追加で必要な書類
・固定資産税評価証明書(市役所)
・土地、建物の登記簿謄本(法務局や登記情報提供サービス)
・賃貸借契約書
・建物(と駐車場)の間取り図(手書きでも可)
・印鑑証明書(コンビニや市役所)

これらの書類が準備できましたら、先の保証会社からの書面と合わせて返送します。

途中で振り込まれると手続きは中断する 

書類の準備をしながら「やばいなあ」と思ってると、入居者さんから連絡が。
2か月分の給付金が振り込まれましたので、滞納分に補填します
とのことで、保証会社宛てに振り込んでくれたようです。

しばらくしたら保証会社から連絡が入りました。

「入居者さん名義の振り込みがありました。滞納分が3か月未満になりましたので、訴訟手続きを中断致します。」
なんと立ち退き訴訟の手続きが中断しました
滞納総額が3か月分かどうかで機械的に訴訟の進行が決まるみたいです。

「今回、滞納の一部が解消されましたので訴訟手続きは中断しますが、また家賃の滞納が発生し、3か月分を超えますと再度手続きをすることになります」
とのことで、再度滞納したらまた一から手続きが始まるとのことです。

保証会社も大変ですね。
一応今回は現状のままということで契約解除や保証の打ち切りにはなりませんでした。
が、毎度毎度滞納→訴訟開始手続きの準備となると心象も悪いですし、保証に支障が出そうですので、最悪1か月分だけこちらで残高確保してもいいかもしれません。

皆さんは滞納が3か月分にならないように初月から対処するようにしましょう。

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